1970年代のBCLブームでスカイセンサー5600を買ってからというもの短波放送、中波放送、FM放送のラジオ番組を毎日のように聴くようになりました、各局のラジオのパーソナリティの方々も個性的な方が多くて本当に楽しませてもらいました。
今回はFM放送のことを少し書きたいと思います、長野県にはその頃FM放送はNHKFMしか無くて他に受信できるところはないかなーとダイヤルを回していると入るんですFM愛知が、周りを2000メートルから3000メートル級の山に囲まれているので受信できるわけがないんですが夕方になると電波が強くなる感じでFM愛知の19時からの番組FMバラエティーをよく聴いていました。
夏休みの前の天気が良い日などはFM東京が受信できる日もあったりして、ためしに中学校の理科の先生に「東京のFM放送が聴けたんですがここで聴けますか?」と聞いたんですがそんなはずはないと相手にもしてくれませんでした。
後からよく調べたところ初夏の5月中旬から8月上旬にかけてFM放送の電波を反射する「スポラディックE層」と呼ばれる特殊な電離層が上空100km付近に出来てFM放送を含むVHFの電波が、スポラディックE層に反射されて地上に戻ってくる現象だということがわかりました。
普段は聴くことのできない遠くの放送を聴かせてくれるスポラディックE層に感謝しつつ、昔のラジオの記憶を少し書かせて貰いました。
コメント